紫外線を浴びることで増える活性酸素の害を防ぐためには、中からしっかり栄養をとることも必要です。 紫外線対策に役立つ、抗酸化作用を持つ栄養素としては、以下のようなものがあります。
ビタミンA(カロチン)は、抗酸化作用があります。 カロチンは緑黄色野菜など、色の濃い野菜に多く含まれています。 多く取れる食べ物は、トマト、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草などです。
ビタミンCは、メラニンを作るのを防いで、しみやそばかすに効きます。 しかも、すでにできているしみを薄くすることもできます。 柑橘類などに多く含まれています。こまめにとり続けないと、すぐに体外へ排出されてしまいます。 多く取れる食べ物は、レモン、ジャガイモ、アセロラ、イチゴなどです。
ビタミンEは、抗酸化作用があり、血行を良くして新陳代謝を促します。 熱に弱いので、できるだけ加熱せず生のままで食べるとより摂取しやすくなります。 多く取れる食べ物は、アボカド、ナッツ類、大豆、ごまなどです。
また、化粧品などによく含まれているコエンザイムQ10は、食べ物からもとることができます。 コエンザイムQ10は、特に強力な抗酸化力があり、ビタミンEの抗酸化力も強力化してくれるものです。 コエンザイムQ10とビタミンEは、ぜひとも一緒にとりたい栄養素です。 25歳頃から体内のコエンザイムQ10は減って行きますので、積極的にとりましょう。 コエンザイムQ10は、油に溶けやすい性質がありますので、油で料理して食べるとより摂取しやすくなります。 多く取れる食べ物は、うなぎ、豚肉、牛肉、いわしなどの青魚、ピーナッツなどです。
これらの抗酸化作用のある栄養素をとって、体の中からも紫外線対策をしましょう。