紫外線によって日焼けをするのは、肌だけではありません。髪や頭皮も日焼けをします。 頭上から降り注いでくる紫外線の影響を、もろに受けてしまうのが髪や頭皮なのです。 夏の後には、髪の痛みがひどくなっている気がするのは、そのせいです。
紫外線が髪に与える影響には、枝毛や切れ毛、変色、ぱさついたりなどです。 頭皮に与える影響には、乾燥によるフケや皮むけなどです。 髪は、主にたんぱく質でできていて、様々なアミノ酸の結びつきによってできています。 しかし、紫外線を浴びることで、アミノ酸の構造が変わって、髪を守っているキューティクルがはがれ、 もろくなってしまいます。しかも、髪の中のメラニン色素を変色させることで、髪が赤っぽくなってしまいます。
また、皮脂が紫外線で酸化して、抜け毛を増やすともいわれています。
頭皮も、紫外線を浴びることでフケが増えてしまいます。 フケだけにとどまらず、焼けすぎると皮がむけてしまうこともあります。
これらの改善をするために何をすべきか、以下に挙げます。
まずは、バランスのよい食事が大切です。 髪におすすめの食べ物は、チーズ、海苔、豆類、魚などです。ビタミン、ミネラルも十分とりましょう。 また、ヨードも髪の毛の色を良くするといわれています。 頭皮におすすめの食べ物は、血流を良くするといわれるビタミンA、C、Eと、新陳代謝を助けるビタミンBです。
つぎに、血行をよくすることです。 髪のために、頭皮の血行をよくするため、マッサージをするとよいでしょう。 頭皮マッサージ用のブラシもありますし、時にはエステのヘッドスパなどで徹底的に頭皮をケアするのもよいですね。
最後に、夜更かしせずに早く寝ることです。 髪の成長する時間は、午後9時頃だそうです。 早めに食事を済ませて、この時間帯はのんびりすごすことで、頭皮へ血流を送ることができます。
一番紫外線を受けやすい髪と頭皮も、ケアしましょう。