紫外線が影響を及ぼすのは、皮膚だけにとどまりません。 ここでは、目への影響について詳しく述べます。
眼球には、紫外線を防止する機能があります。 まずは、角膜が一定以下の光を吸収し、次に水晶体でほとんどの紫外線を吸収します。 最終的に網膜には、1から2%程度の光だけしか届いていません。 しかし、そのわずかな紫外線でも様々な悪影響を及ぼすのです。 以下に、紫外線による代表的な目の病気を挙げます。
角膜炎:紫外線によって角膜が炎症し、目の痛み、充血、異物感があったり、涙が出たりします。
白内障:特に高齢者に多い病気です。水晶体がにごって、視力が低下したり、失明したりします。
加齢黄斑変性症:視野の中央部が、よく見えなかったり、暗かったり、ゆがんで見えたりします。
これらの目への影響をすこしでも食い止めるため、サングラスや紫外線をカットするコンタクトレンズなど といったものを利用するのもよいでしょう。その他、体内から取るものとしては、ルテインが効果的です。
紫外線を受けると活性酸素が発生しますが、目にはそれを抑える成分が働いています。 しかし、それを助けるビタミンやミネラルの不足などによって、酸化が食い止められなくなってきた場合、 抗酸化作用のものを補うことが必要となります。そこで、ルテインがおすすめなのです。 ルテインは、水晶体などに含まれているものです。抗酸化性が強く、目に入ってくる紫外線を防いでくれます。
ルテインは、ほうれん草、スイカ、グレープフルーツ、ブロッコリーなどに多く含まれています。 また、最近ではサプリメントでもいろいろな種類が発売されています。
外からも中からも、目にも気を配って紫外線対策したいものですね。